新生児のチャイルドシート選びは何を重視するべきか?道路交通法を正しく理解し、万が一の交通事故から赤ちゃんを守ろう!法律上のチャイルドシート使用義務年齢とは
日常生活において車が欠かせないという皆さんにとって、赤ちゃんを迎える準備の一つとしてチャイルドシートは欠かせませんね。
特に、”車がないと食事の買い物すら行けない”という立地にお住いの方は、新生児期であろうと致し方なく車で出動する機会が多いでしょう。
そこで、確認しておきたい道路交通法とチャイルドシートを使用する意味。
チャイルドシートに赤ちゃんを乗せていることで、どんな風に赤ちゃんが守られているかが理解できれば、チャイルドシート選びをする際のチェックポイントも自ずと見えてくるに違いありません
目次
まずは道路交通法を確認しよう☝
チャイルドシートというものが世の中に浸透するまでは、同乗する大人が抱っこしていたり、運転者一人の場合は赤ちゃんをバスケットに寝かせて助手席に置いていたなんてこともざらにあったと言います。
しかし、これって今になって考えるととっても恐ろしい話。
と言うのも、万が一、後方から車に追突されるような事故に巻き込まれた場合に乗車している人にかかる衝撃はとてつもなく、もちろん大人よりも体重の軽い赤ちゃんや子どもは安易に窓ガラスを突き抜け車外に放り出されるそうです。
実際に、チャイルドシートの使用が義務化される前は、このような乳幼児が一番被害に遭う事故が多発していたんですって( ゚Д゚)
そこで、道路交通法が改正され、今では新生児から5歳までは乗車の際に必ずチャイルドシートを使用するように義務化されました。
ちなみに、6歳以上になれば義務化はされていませんが、まだまだ体格からも大人が使用するシートベルトが身体にフィットする年齢ではありません。
よって、この年齢からはジュニアシートに切り替えて使用することをおススメします。ジュニアシートは小学校高学年頃までが対象年齢であるものが多いですから、新たに購入しても十分な期間機能してくれますよ(*´▽`*)
事故に遭った時の衝撃って?
交通事故は自分が安全運転に気を配っていても否応なしに巻き込まれる可能性が誰にでもあります。
自分が運転している車に後列者が追突してきたら・・・
例え時速30キロのゆっくりした走行であったとしても大人である運転者がむち打ちになり以後数か月にわたって通院治療なんて可能性が十分の衝撃。
ましてや、乳幼児の頭や体にかかる衝撃といったら相当なものです。
衝撃と圧迫により気道確保が困難になるケースだってあるんですよ。
事故の衝撃から子どもを守るチャイルドシートが必要!
こういった悲しい事故が起こるからこそ、チャイルドシートの使用は義務化されてきたんですね(^0_0^)
チャイルドシート使用時と不使用時では、事故に遭った場合の死亡率が4倍~6倍差があるとも言われています。これは、絶対に必要なアイテム!!
チャイルドシートを選ぶ時にチェックしたいポイントについて考えてみましょう☝

・自家用車の車種に合っているか?
・シートの造りがしっかりしているか?
・クッション性は優れているか?衝撃吸収素材は優れているか?
・ベルトがしっかりしているか?装着しやすいか?
・車に装着した場合、子どもを乗せおろししやすいか?
以上の点は、かなり重要なポイント。チャイルドシートそのもののクオリティーが高いことはもちろん、車に取り付けた際にシートがぐらつくようでも、乗せおろしの際に四苦八苦するようでも困ります。自家用車に取り付け可能なサイズかどうか確認してから購入しましょう💲
専用タイプとロングユースタイプ
チャイルドシートと一言でいっても、細かく分けるとベビーシート、チャイルドシート、ジュニアシートと年齢によって適したシートが区別されています。
また、これら複数のシート機能を兼ね備えたロングユースタイプのものも人気。
新生児期にはベビーシートとして、次にチャイルドシート、小学生頃からはジュニアシートと付属品を取り外していくことによって段階的に形を変えて使用できるロングユースタイプは1回きりの購入で子ども用シートが必要なくなるまで使える点が高評価。
しかし、難点を言うと多機能ゆえに重量があることと、専用タイプと比較すると体型にフィットしにくいこと。特に、チャイルドシートは体型にしっかりフィットすればするほど、事故時の衝撃から身を守る効果が高いので安全面だけを考えると専用タイプということになりますね。
安全かつ経済的、妥当なシートの選び方とは?
多い選ばれ方としては、ベビーシート兼チャイルドシート(0歳から4歳もしくは7歳までを対象年齢としたものが多い)のものを新生児期にまず購入。
次に、ジュニアシート専用のものに買い替えて体格がしっかりと育つ小学校高学年頃まで使用するという買い方です。
例えば、カトージから販売されているジョイー チャイルドシート Tiltがこのタイプ。
リクライニングは4段階。もっともフラットに近い4段目がベビーシート、1~3段目でチャイルドシートの機能を果たしています。
ベビーシートとして使用する際には、クッション性に優れた乳幼児専用のソフトパットを装着することで赤ちゃんの大切な頭や体をしっかり包んで衝撃から守ってくれますよ(*^-^*)
また、少し大きくなってくるとリクライニングで傾斜をつけて寝かされることよりも、座面を起こして車外の風景を見ることの方が楽しくなってきますから、子どもが起きている時は1段目、うとうとお昼寝を始めたら2~3段目で寝かしてあげるという使い方ができますね~。
ロングユースでも買い替えたくなるワケ
日本製、海外製問わず、有名メーカーから、ベビーシートからジュニアシートまで1台で対応可能なものが数多く販売されています。
およそ12年間使用できるというモデルですね。
しかし、乳幼児期って結構シートを汚してしまうもの((;´・ω・)
食べもの、飲み物をこぼしたり、駄々をこねてシートで暴れ倒し摩耗したり。
それこそ、オムツのオシッコ漏れだって1度や2度はあるでしょう。
ですから、例え長く使用できる商品でもある時ふと”きれいなシートに買い替えたいな~”なんて思う日が来たりして・・・。
しかも、ロングユースタイプのものは結構お高いです。有名メーカーのものを購入するとなると2~3万円は確実。
しっかりと1台で任期満了まで使えば結果的にはお安い買い物なんですが。
私なら、ジョイー チャイルドシート Tiltのように1万円弱で購入できるチャイルドシートを用意して、6歳になったらまたまた1万円程度でジュニアシートを購入する方がいいかな~?と考えたり。
どのメーカーのものを選ぶにしろ着席させることが大切
結局、どのメーカーのどの型を選ぶにしても、子どもに使用させないと本末転倒。
子どもって、シートへ固定されることを嫌がりますが、運転中はシート必須!!という強い姿勢を見せ続けると、いずれ子どもも諦めがつくようになりますよ(笑)
子どもが物心つく前からの習慣にしたいですね!